”20日発売の「Getaway」でデビュー”
YUI(22)、絢香(21)を輩出した「音楽塾ヴォイス」から、”第3の歌姫”がデビューする。日本とスウェーデンのクオーターでもあるマリア(22)で、YUI、絢香を育てたヴォイス主宰の西尾芳彦氏(46)も「同世代の救世主になる」と協力プッシュする新星。西尾氏のもとでの約2年間の音楽修行を経て、スターへの第一歩を踏み出す。
”塾主宰 西尾氏も太鼓判”
YUI、絢香を育て上げた西尾氏の秘蔵っ子がベールを脱ぐ。「すべての女性を象徴する存在、救世主」という思いを込めて命名されたマリアだ。 日本とスウェーデンのハーフである父が経営するバーで、幼いころから音楽に接してきた。幼少時には劇団四季のミュージカル「ライオンキング」にも出演。02年にはテレビ番組のオーディションを経て「伊藤彩華」の名前でアイドルとして活動してきたが、高校卒業後は路上ライブなどで地道に音楽を続けていた。
現状に迷いを感じていたという07年、幼なじみのタレント・中川翔子(23)の紹介で西尾氏の元に弟子入り。東京から福岡にある学校まで2,3ヶ月に1度のペースで通い、2週間の集中トレーニングを受けた。歌やギターの技術、パフォーマンス、音楽理論などレッスンは多岐にわたったが、西尾氏は「この2年間マリアをプロデュースしてきて感じることは『今までにない強い個性を持ったアーティスト』に成長してくれたなということです」と目を細める。
20日に発売するデビュー曲「Getaway」は西尾氏と共同で作曲し、自ら歌詞を手がけたロックナンバー。音楽の道を本格的に歩き出した決意をハイトーンボイスで力強く歌い上げる。「音楽で自分を表現したい一心で厳しいレッスンにも耐えました。先輩方と同じステージに上がれるよう頑張ります!」偉大な2人の背中を追いかけ、マリアがスタートラインに立った。(高橋誠司)
”「音楽塾ヴォイス」福岡に続き東京も”
96年に西尾氏が設立したヴォイスは、これまで福岡本校だけで指導してきたが、今年4月に東京校を開校。定員100人のところ、応募者が殺到したため、第1期は120人でスタートした。西尾氏自身もデビューしながらプロとしての限界を感じて地元で音楽講師に転身した苦労人。6月22日に初の著書「負けてたまるか!」(光文社刊)を発売する。
マリア(本名・伊藤彩華)1987年1月29日、東京都生まれ。22歳。父はハーフ、母は日本人でともに音楽家。11歳で「ライオンキング」に出演。02年にはフジテレビ系「SDM発!」のオーディションに合格し、3人組ユニット「Springs」の一員として活躍。06年にはミスエアーギタージャパンコンテストで審査員特別賞を受賞した。血液型A型。
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