メロディラインとBPM。
メロディには最適なテンポがあると思う。
細かい事を言うとBPMが1違うだけで曲の印象ががらっと変わってしまい、あれ?と思えるくらい。
洋楽・邦楽、新旧問わず名曲と言われる楽曲は間違いなくそのテンポが一番しっくりくるはず。
自分で作った曲の場合はテンポをどうするか・・僕はもし迷ったら少し時間帯を変えて聞いてみたりヘッドフォンで聞いてみたりスピーカーから離れて聞いてみたりする。
それでも迷う場合はメロディとしっかり対話してみる。
頭の中を無の状態にして耳を澄ましてみる。
するとメロディラインが自ら「このテンポにしてくれ!」と要求してくる時が必ずある。
その瞬間を逃がさないようにしている。
あとは自分を信じてひたすら祈るしかないのだがこの「自分の基準値」なるものがとてもやっかいで正解があると言えばあるし、ないと言えばないのである。
が、その基準値(強い思い込み)が少しでも狂っていたとしたら何百万回もYouTubeで聴いてもらえなかったかもしれない。
主題歌・挿入歌としてドラマの一番いい場面で流してもらえなかったかもしれない。
いや、そもそも映画やドラマの主題歌に起用してもらえなかったかもしれないと思うと慎重にならざるを得ない。
それほど大切な事。
ではどうやって基準値の精度を高めるか。
良いと思われる楽曲を何百回も聴いていやと言うほどコピーするしかないのである。
間違いなく必ず答えはそこにある。
何度も言うがメロディがテンポを決めると僕は思う。
(例えばアップテンポなら・・
Gavin Deraw のBest I Ever Had
ミディアムアップなら同じくGavin DeGrawのMake A Moveあたりが良いお手本)。
ヴォイスの講師、塾生の皆さん・楽曲分析をする際は是非そのあたりにも神経を注いで勉強して下さい。
よろしくお願いします。
さて次回は作曲する際に特に必要なテクニック(メロディワークや差別化)について・・具体的な楽曲を用いて説明します!。
皆で頑張って勉強していきましょう。